本日は生け花を始めるために最低限必要な2つの道具の紹介です。
これさえあればとりあえずは生け花を楽しむことができます。また道具を選ぶ上でのポイントも併せて説明しますので参考にしてください。
では始めていきます。下画像をご覧ください。

生け花を始める上で最初に購入しなくてはならないのが花鋏(はなばさみ)です。
何故かといえばご家庭にある一般的なハサミで一度花材を切っていただくのが一番わかりやすいのですが(サビの原因にもなりますのであまりお勧めしません)非常に切りずらいです。

このように花鋏は手全体で握りしめるように扱うため力(ちから)のハサミへの伝達が非常に効率的です。一般的なハサミでは基本三本指で扱うために力(ちから)が入りずらいのです。結果、花材や自分自身を傷つける原因にもなりますので必ず花鋏をご購入いただくことを強くお勧めします。
ここで花鋏を選ぶ上でのポイントを2つご説明します。
①必ず華道具の専門店等で実際にご自身の手で触って切れ味等を確認して下さい。最近はインターネットの販売店でもある程度の物は販売していますが、これから長く付き合うのであれば自分に一番合っている道具を使いたいものです。
②下図を2枚ご覧ください。


花鋏は2枚目の画像のように片側の鋏(はさみ)を離した時に、何の引っ掛かりもなくスッと下に落ちていく鋏が良いとされています。これには理由が2つあり、まずいくら切れ味が良いといっても留めの部分がキツくては連続で鋏を使用する際に扱いずらい。そしてこれが一番重要なのですが、生け花ではハサミの音(上図の持ち手の端の丸い部分同士で花材等を切る時に鳴る)は‘決意の音’と言ってこれがリズミカルに鳴らせるようになることが1つの上達指針となります。ですので必ずご自身、専門店でのご確認をお勧めします。
以上のポイントを抑えていただければまず花鋏選びは間違い無いかと思います。
次は剣山(けんざん)と言われる生け花固有のどうぐです。この道具は小原流(生け花の一流派)が盛り花と言われる生け花のいけ方を開発した際に用いた道具です。

花材を差し入れる道具で、生け花初心者の方は是非購入を勧めます。
剣山には3種類『木もの』『草もの』『草木兼用』のものが存在しますが最初は兼用のものを購入して下さい。生け花は‘木もの’もよく使うのでその方が使い勝手が良いと思います。

ちなみに器ははじめ、何でも構わないと思いますのでお好きなものを使用して下さい(水を張った時に剣山が水で隠れるくらいの深さは必要)。剣山のサイズにについては直径7cmのものが一般的です。ヤフオク等でも比較的リーズナブルに出品されているので検討してみてはいかがでしょうか。
生け花を始めるのに必要な道具を紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか。たった2つの道具で生け花は始められます。少しでも気になった方は是非始めてみませんか。下記にオススメの華道具屋さんを紹介しますので参考にして下さい。
華道具専門店 すずや花器店 TEL03-5259-9911 FAX03-5259-9936
JR御茶ノ水駅より徒歩5分にある池坊東京会館4F
*華道道具であれば何でも取り揃えてあります。私はここで花鋏を購入しましたが15本もサンプルをお出しいただき選んでもらいました。対応も非常に親切、丁寧でおすすめです。
コメント
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