久しぶりの投稿となります。
本日は生け花の基本的な配置の鉄則をお話ししていこうと思います。
下画像をご覧ください。

これは遠州流の基本型です。非常にシンプルですが生け花の基本的な配置鉄則がそのままいけられています。
ではこれからその鉄則について説明していきたいと思います。
鉄則その1
花材は同じ向きには極力いけず、外向きに散らすようにいけると華やかで存在感のある生け花になります。

特に生け花はフラワーアレンジメントとは違い花材もそこまで多くは使用しない分‘いけかた’で見せることが鉄則です。まずはこれを意識して日々のお稽古に臨んでください。すると自然に花材の‘顔(表情)’がわかってくるようになります。この‘顔’がわかってくると、より少ない花材で様々な表現ができるようになります。際たるものが‘茶花’ではないでしょうか。
鉄則その2
いけばな作品は必ず重い印象の花材は下の方に、軽い印象の花材は上の方にいけると非常にバランスの取れた作品に仕上がります。

上画像は正に基本的いけ方で、大きなバラを下にいけ小さなバラを上にいけてあります。
これは決してサイズだけでの話ではありません。例えば自分が印象的と感じた花材であればサイズなどは関係なく下部にいけて良いと思います。

上図はツツジをいけていますが、赤いツツジが非常に印象的でしたので下部にいけることにより上部の変わった枝振りの白いツツジとのバランスをとった良い作品だと思います。
皆さんも鉄則その1、その2を使って生け花ライフをより一層充実させたものにしてはいかがでしょうか。
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