いけばな(遠州流 新型 留め背負い流し)

生け花

今回は新生華道研究所より遠州流の新型をご紹介していこうと思います。

使う花材は万作(まんさく)。遠州流ではよく使う花材で‘クサビ止め’や‘ため’という曲げ技術を使用するのに適しています。

※ちなみに補足として、万作の花言葉は『ひらめき』『神秘』だそうです。

では早速ですがこの新型の説明をしていきます。‘いけばな’の型には珍しい特徴を備えた型ですので楽しみにしてくださいね☺️

まずはいつもの通り役枝 真(しん)からいけていきます。流れは基本的なもので3つ作ります。この流れを曲げ技術『くさび留め』で作りますが詳しい解説はブログ内のカテゴリー(遠州流道具)を参照して下さい。詳しく説明しています。

次に行(ぎょう)をいけます。ここまでは遠州流基本型とあまり変わりませんね。

この新型の特長である留め(とめ)をいけます。上画像の赤い矢印の方向に『ため』という曲げ技術にて形を整えていきます。

特徴的なのが留め(とめ)の先が真(しん)と交差しているところです。‘いけばな’では枝を交差させることはあまりありません。ダイナミックな交差がこの新型の大きな特徴です😀

空いた空間に役枝『こすみ』『流し(ながし)』をいけます。『流し』はこれもあまり‘いけばな’では見ない下方への流れを作りました。万作(まんさく)が空間を自由自在に踊る様を表現するのにこの『流し』が必要でした。

斜め上から見た画像です。『留め』が前方に大きく張り出しながらも『真』と交差して、ダイナミックな流れが形成されています。

いかがでしたでしょうか。遠州流 新型 留め背負い流し、床の間から現代の空間に適合させたダイナミックな型となりました。

新生華道研究所では‘いけばな’や‘フラワーアレンジメント’などのカテゴリーにこだわらず植物を使った新たな表現方法を日々模索し研究しております。もしご賛同の方がいらしたら是非一度ダイレクトメールにてご連絡戴けると幸いです。お待ちしております😀

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