
今回は草月流の投入れ手法の紹介です❗️
ところで皆さんは‘投入れ’ってお分かりになりますか?
投入れとは?
フラワーアレンジメントにて花を留めるのによく使う緑色のスポンジ状素材である『吸水性ファーム』等を使わずに、花瓶に直接花を入れてアレンジメントする手法です。‘いけばな’の世界では枝を切ったり組み合わせたりして花留めを作りいけます。
今回はこの花留めの技法『割入れ』と共に草月流の基本型を説明していこうと思います。

まずは『割入れ』の説明からです。上画像のように枝を花器の高さから約3cm程低く切ります。その際先端は必ず斜めに切っておいてください。

枝の先端を上画像のように中央から刃を入れてある程度の長さまで切ります。

こんな感じでしょうか😁

次に真(しん)を花器の中心線から15°の位置に、副(そえ)を45°の位置でいけます。*今回は小豆柳を使用

控(ひかえ)を花器の中心線から75°の位置にいければ、草月流の基本型は完成です。*今回はオンシジュウムを使用

最初の枝に真(しん)と副(そえ)を組み合わせた画像。これが『割入れ』です。
割入れは難しい!
‘いけばな’の経験がある方ならご存知ではないかと思いますが、この『割入れ』は最初非常に苦労します。私も最初はうまく枝が立たずに歪な作品となってしまいました。苦い思い出です😭コツはいっぱい練習することに尽きます❗️様々な花材に向き合うことで自然と身についていきますので変に考え過ぎないでください。あくまで材料は自然界から頂いた物ですので。

ここからはsuzuhara toji流の‘いけばな’となります。まずは控(ひかえ)の部分に迫力を持たせたかったのでオンシジュウムを左方向に大きく流しました。

オンシジュウムの黄色が非常に綺麗だったので、右側の副(そえ)にもアクセントとして加えてみました。

『割入れ』の部分にオンシジュウムを乗せていけている画像です。とてもいけやすいですよ〜😁

今回は真(しん)と控(ひかえ)の間にドラセナをいけてみました。線の動きにマッスの迫力を加えた作品です。
『投入れ』は非常に難しい‘技術’と‘経験’が必要となってきますが、一度自分のものにしてしまえば作品の表現方法は大きく広がります。特に人工物を使わないこの‘いけ方’は現代のエコという時代背景にも大変マッチすると思います。
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